
≪いのちのアトリエ≫は、からだと地球にやさしい家づくりから毎日の食や暮らしの技術まで丸ごと公開しているライフスタディセンター。JR小国(おぐに)駅から車で20数分のところにある、山に囲まれた雄大な空間に建つ国産材100%の手作りのエコハウス。南側には大きな吹き抜けのガラス張りの温室がある。家のまわりには畑が広がっている。
ゴールデンウィークにオープンハウスがあることは≪いるふぁ通信≫などで知っていたが、連休中で電車も混んでるだろうし、東京でエクササイズ三昧をしようと思っていたので当初参加するつもりはなかった。でも直前のサバイバルセミナーで知り合いになった2人が2人とも、当然のように「行く」というので急遽参加を決定。
◆2006年5月3日(水)
9:36東京発の新幹線で米沢まで行き、ローカル線に乗り換えて13:49小国着。駅には郷田さんと研修生の諏訪さんが迎えに来てくれている。車でいのちのアトリエへ。辺りはようやく桜が咲き始めている。山道を登って到着。満面の笑みの大谷ゆみこさんとつぶつぶおやつがお出迎え。電車の中で駅弁の誘惑に負けなくて良かったぁ。
<おやつ>
○ 雑穀あん(きび、アンズ、レーズン)
○ ネギ焼き
そして家の見学をし、滞在中の注意事項を聞く。いのちのアトリエの1日は朝の散歩から。8時半から準備をして10時朝食。そのあとフリータイムで、2時ごろおやつ。5時から準備し6時半から夕食。あとはエンドレス・・・
部屋は一人参加の女性は3Fの明るい空間。すぐにふとんを確保し、ひと息ついてからみんなで夕食の準備。献立は材料とメンバーの顔をみて大谷さんがその場で決める。くじびきで役割分担を決め、調理開始。主婦の方が多いのでみなさん手馴れたもの。
<夕食>
○ 大根と干シイタケと高野豆腐の炒め煮
○ 人参、里芋、フキノトウの天ぷら
○ ひえしんじょのフリッター
○ 小松菜のえごま和え
○ ジャガイモ、ワカメ、油揚げの味噌汁
○ タクワン、ミョウガの梅酢漬け、大根葉の塩漬け
炒め煮はサバイバルセミナーの復習。最初に大根と干しシイタケをよ〜く炒めるのがポイント。それから水を入れて照り煮にする。味付けはしょう油と塩。高野豆腐はオプション。
天ぷらの衣は小麦粉50gと水1/3カップ、塩小さじ1/2を混ぜて作る。野菜は3mmの輪切りにする。ひえのフリッターは穴子天ぷらもどき。ひえをやわらかめに炊いて山芋と塩を混ぜ、のりの上に薄くのばす。葛粉を水で溶いた衣をつけて揚げる。
私は具合が悪くなってしまい、食事途中でダウン。どうやら場所の気が強すぎてやられた模様。
◆2006年5月4日(木)
朝の散歩はパスして食事作りから参加。朝ごはんとおやつを一緒に作り、甘酒も仕込む。
<朝食>
○ 玄米粉と野菜(玉ねぎ、人参、きゃべつ)のシチュー
○ レンコンと高キビのソテー
シチューは玉ねぎを炒めて玄米粉を加え、そぼろ状になったら水を加えてとろみをつける。昆布と干シメジを加え、ゆでておいた人参ときゃべつを入れ煮込む(少量のときは野菜はゆでなくてよい)。ざらつきがなくなったら塩を加える。
ソテーはまずレンコンを炒め、水としょう油を加える。炊いた高きびを入れしょう油で味を調える。レンコンの切り方がポイント。
食後はフキノトウやつくしをとりに、長靴を借りて雪の上を川べりまで歩く。今年は雪が多く、山菜はまだこれからとのこと。桜がちょうど咲き始めたところらしい。あたりは一面の雪。季節が逆戻りしたよう。
おやつを食べ、大谷さんの天女講座。地球の命をつむぐ存在である女性を崇めない文化はおかしい。男性の原理は「マニュアル」と「前例」というお話に大きくうなづく。
<おやつ>
○ ミカン入りヒエカスタードクリーム
○ 高きび粉のクッキー
夕食は私のリクエストに応えてくださり、アマランサスのパスタ、そしてとりたてのフキノトウとつくしもキンピラや切り合えに。
<夕食>
○ アマランサスの和風パスタ
○ 白菜とシメジ、ふのりのスープ
○ レンコン、カボチャ、カンゾウのゴマクリームサラダ
○ 豆腐のニラソース、白キクラゲとワカメ添え
○ つくしのキンピラ
○ フキノトウの軸と油揚げのキンピラ
○ フキノトウの切あえ味噌
山菜いろいろ
カンゾウ・つくし・キノトウ
アマランサスは乾煎りしてから、うす切りの生姜と一緒に炊くとよい。
ゴマクリームは練りゴマ:しょう油:水=2:1:3
ニラソースは小口切りにしたニラ50gを、しょう油大さじ6、梅酢大さじ2、ごま油大さじ1と1/3混ぜたものにつけておいたもの。
◆2006年5月5日(金)
この日のメインイベントはもちつき!なので朝の散歩はヨモギ採り。みんな真剣です。
朝食は採れ過ぎてしまったというシイタケの登場。オーブンで焼いてからきびソースをつめて焼く。夜カツレツにするためにゴボウは丸煮にしておく。豚汁には大根をカブ切り(カブの形に切る)にするという技を伝授される。前夜に戻し過ぎてしまった白キクラゲはたまり漬けの汁であえて即興の一品に。
<朝食>
○ シイタケのキビ中華ソース詰め
○ ゴボウの丸煮
○ 白キクラゲのたまり漬け和え
○ 豚汁(玉ねぎ、大根、シイタケ、白滝)
もちキビ中華ソースは、炊いたもちキビ1/2カップに、しょう油大さじ3、ごま油大さじ4を混ぜ合わせたたれを混ぜる。
ゴボウの丸煮は、ゴボウを鍋に入いる大きさに切り、ごま油でツーンとしたえぐい匂いが甘い香りに変わるまで炒め、底に昆布を差し込み、水を入れてふたをして煮立て、弱火にしてコトコト汁が半分になるくらいまで煮る。醤油を入れて汁気がなくなるまで煮て、最後に煮詰まった煮汁をからめる。
おもちはヨモギをまぜた草もちと、五穀米をついたものの2バージョン。もちつきは初めての体験。ちょっとやらせてもらったけど、まったくサマにならず。もっぱら食べる側にまわる。つきたてを手でちぎって丸くして、小豆で合えたり、きなこで合えて食べる。
←つきあがったところ。
<おやつ>
○ 草もち
○ 五穀もち
<夕食>
○ ゴボウのカツレツ
○ 丸ごと人参のフライ
○ キャベツのしば漬け蒸し
○ ブロッコリー、黒キクラゲ、ふのりのえごま和え
○ 里芋とネギのつぶつぶスープ
ゴボウのカツレツは朝のゴボウの丸煮を使って。人参は1%の塩をまぶして蒸し、衣をつけて揚げる。
つぶつぶスープはもちあわで。里芋200gは一口大、長ネギ1本は2cmの斜め切り。鍋に水と昆布、大さじ2のもちあわを入れ強火にかけ、沸騰したら塩を加えて20分煮る。ネギとしょう油を加えてさらに10分煮る。
えごま味噌はえごまを煎ってすって、えごま40gに対して味噌40g、水大さじ1を混ぜる。
ごぼうのカツレツには参りました。おいしくておいしくて大感動。人参のフライも甘くてかりっとしていて捨てがたいが。揚げ物はめんどうなんて思わず家でも作ってみよっと。
食後はカタカムナの暦の話を聞く。月は地球のまわりを1年に13回まわっている。1周7日x4=28日が1ヶ月。28日x13=364日が1年。これが月と太陽と地球がはもったエネルギーを受け取れる暦だそうだ。
◆2006年5月6日(土)
朝はあけびを求めて裏山へ。食材確保も身軽さが必要・・あけびはおひたしとクルミクリーム和えと2つの味わいで堪能する。
<朝食>
○ 玄米おかゆ、キノコのあんかけ
○ ヨモギの天ぷら
○ ネギ味噌
○ あけびのおひたし
○ あけびのクルミクリーム和え
○ あさつきのおひたし
キノコのあんかけは、大さじ2の油で生姜5gと長ネギ200gの半量を炒め、香りが出たら水3カップ、昆布5cm、キノコ300g、残りのネギを加える。塩小さじ1、しょう油大さじ2、酒大さじ2で味をつけて煮込み、水で溶いた葛粉20gを回し入れとろみをつける。
ネギ味噌はネギを炒めて水を加え、味噌をかたまりのままのせてふたをして煮る。
おやつは待望のドーナツ!アワを炊いてレーズンとクルミを混ぜ、形つくる。
<おやつ>
○ アワドーナツ
○ ブラウニー(高きび粉のクッキー)
○ アンズとリンゴのジャム
<夕食>
○ しょう油ラーメン
○ 中華ハムとチンゲンサイ、寒天えごまドレッシング和え
○ つぶつぶ餃子
○ 里芋と大根の素揚げ
夕食の準備は総動員で餃子作り。皮から作るので時間がかかる。
中華ハムは凍り豆腐で。鍋に昆布と生姜の薄切りと水、しょう油、八角を入れ、キツネ色に素揚げした凍り豆腐を並べて煮立て、弱火にして汁気が無くなるまで煮含める。薄いそぎ切りにして茹でた青梗菜と一緒に盛り付ける。
えごまドレッシングはえごまを煎ってすって、えごま1に対してしょう油2、梅酢2、酒2、ごま油1を合わせる。
ラーメンは油で千切りの生姜、シイタケのスライス、8mm幅のネギを炒め、酒、しょう油を入れて少し煮詰め、青ネギ、青梗菜を加える。
◆2006年5月7日(日)
最後の日の朝食はチヂミ作りで盛り上がる。
<朝食>
○ 野菜チヂミ、ヤンニョンジャン添え
○ ニンニク風味の人参ソテー
○ かたくりのおひたし
○ カブとワカメの味噌汁


<おやつ>
○ 抹茶の寒天ゼリー、甘酒かけ